切削工具の再研磨,再生,改造,複合型切削工具の開発 | 田上製作所
極端にいえば『切削型工作機械』を1台でもご利用の工場は、総て当社のお客様だといえます。したがって全国に細分化された、これらの見込み客に対応していただける流通機関の方々へのアプローチを望みます。たとえば各地に点在する『ユーザーに直接』もしくは『代理店や取次店』になっていただける『機械器具取扱商社』などの方々に出会えたら幸いです。ご興味がおありの方々は、ぜひともお引合ください。
経営革新計画対象製品・サービス : 切削工具の再研磨、再生、改造、複合型切削工具
アライアンス目的 : ■販売提携
日本標準産業分類業種区分 : 2522 機械刃物製造業
経営革新計画対象製品・サービス
主に各種刃物の研磨、工具の再研磨による『リメイク』や『リサイクル』および治工具の製作や改造の事業対象は、具体的に●エンドミル●ドリル●リーマ●メタルソーおよび●特殊形状工具です。
経営革新計画事業推進体制
事業責任者から一言
当社の強味は「特殊工具の再研磨」ということであり、多段工具すなわち二つのカテゴリー作業を一本の工具で一度に削りだすことができるものであった。しかし近頃は、技術者の高齢化やCNC研磨機の機能不足などが顕著になってきたため、特殊技術の継承が思うようにいかなくなった。
そこでドイツのワルター製汎用CNC研磨機に、付加装置を着けて加工精度を上げることによって、現代的な技術水準をキープしなければならないと考えていたところ、平成24年度『ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金』が採択され、公的な支援を受けられることになった。
これを機会に、従来からの得意先に加え、多くのユーザーの方々にご愛顧いただけるよう頑張っていきます。
経営革新計画対象製品・サービスのご紹介
磨耗した『エンドミル』『ドリル』『リーマ』『メタルソー』などの再研磨・蘇生およびユーザーニーズにお答えする『特殊形状工具』の設計・製作
専門家(SA:ソリューションアテンダント)
【経営革新等支援機関】協同組合さいたま総合研究所
中小企業診断士 山﨑登志雄
(専門家のコメント)
当社の業績は近年、たしかに思わしくない。しかし長年、切削工具の再研磨に特化したリッチ・マーケットで健闘しており、この分野の技術水準は高いといえる。
ただ、主要得意先である自動車関連産業の海外シフトなど経営環境の変化は、加工賃仕事をこのまま続けることを許してくれない。加えて設備の老朽化や、いわゆる『研ぎ屋職人』の高齢化という内的な問題点も浮上してくる。
そこで今回『ものづくり試作開発等支援補助金』の採択決定も後押しすることになったので、働き盛りの田上社長による経営革新への取り組みが必ず成功するものとし、どこまでも応援していきたいと思っている。